学びの壁に寄せて

お久しぶりです。

卒業も近くなってきました。経済情報学部4回生の宇治友祐です。

大学4回生の方は就職を控え、
また高校3年生の方はセンターも終わり一喜一憂していることかと思います。
選択の節目ではありますが、希望通りの進路に進む方も、望み通りでない進路に進む方も、大事なのは身を置く環境よりも自身の行動です。
月並みではありますが人との出逢いを大事にしましょう。
SNSを通して友人を増やすことは肝要ではありません。
自分よりも優れた人と生の対話を通すことで人間は成長し、またそこから新たな出逢いに繋がります。
人間万事塞翁が馬。思い通りにいかない今の環境にこそ飛躍の機会が眠っています。
アンテナを張り巡らせて貪欲に生きていきましょう!

どん底から這い上がった者より(笑)

さて、イベントの告知です。

2月1日に、311L教室の壁に落書きを行うイベントを行います。
参加はもちろん無料、ペンやペンキなどもこちらで用意しています(持参してくれるとありがたいですが)

落書き? 何それ? といった方が多いと思うので概要を簡単に説明しますと……
来年度より、311L教室を改装した「地域コラボレーションルーム」という新しい教室が出来上がります。
この教室は、ここから積極的に地域産業界と連携交流して盛り上げていこうという試みの下、作られました。
この教室での授業を行う第1号は、僕がこれから色々と学ばせていただくOBの方が行います。

そこで、その方の発案により、取り壊す壁に思い葛藤希望などを書き、絵を描こうということになりました。
モチーフは勿論ベルリンの壁です。
ドイツを東西に分断したベルリンの壁の西側には、政治的な落書きに端を発し、派生して分断された東側の人へのメッセージやストリートアートなどで埋め尽くされていました。
冷戦終結によって存在意義を失ったベルリンの壁は1989年に破壊され、100人以上の芸術家が描いた落書きの部分を象徴として保存、現在でも定期的に修復が行われています。
そこからドイツは体制が大きく変わり、急激に発展していきました。
(個人的な趣味の話になりますがベルリンの壁崩壊以降のドイツ映画は凄まじく、聖地フランスの映画を完全に食っていると思います)

このように、姫獨もこれから大きく変わっていこう! という思いを込めて、このようなイベントが持ち上がりました。
その前章として昨日、廊下側に面した12メートルの壁に、OBの方が下描きなし壮大な絵を描いてくれました。
他にも色々な方が協力し、8時間かけて作業はひと段落。
1日に残りの部分にもらうことで、表面は完成となります。

皆さんに落書きしてもらう裏面は今、こんな感じで真っ白です。

在学生は勿論のこと、獨楽会(同窓会)などOBの方にも参加を呼び掛けており、なかなかの人数が集まりそうです。
この壁は春休み中に取り壊し、一部を保存する予定です。
姫獨はこれから大きな変化を見せようとしています。
そのためには在学生・OBOGの方々の協力が必要不可欠です。
水面下では色々な動きが始まっています。その序章としてのこの落書きの場を目撃しませんか?
1日、お待ちしております!!
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